「ZEB(ゼブ)」は、Net Zero Energy Building(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)の略称です。室内を快適な環境に保ちながら、「建物全体で年間を通して消費する一次エネルギー収支をゼロにすること」を目的として建てられた建物のことです。
エネルギー消費量を完全なゼロにすることは難しいですが、エネルギーを減らす「省エネ」やエネルギーをつくる「創エネ」などを組み合わせて、エネルギー消費量をコントロールします。
ZEB(Net Zero Energy Building)とは

ZEBの考え方

従来の建物で必要なエネルギーを省エネと創エネで 100%削減
ZEBの定義
- 定性的な定義
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年間の一次エネルギー消費量が正味ゼロ
またはマイナスの建築物
- 定量的な定義(判断基準)
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以下の ❶ 〜 ❷ のすべてに適合した建築物
- ❶ 基準一次エネルギー消費量から50%以上の削減(再生可能エネルギーを除く)
- ❷ 基準一次エネルギー消費量から100%以上の削減(再生可能エネルギーを除く)
株式会社 明友商工 本社屋情報

カーボンニュートラルの実現へ〜SDGsへの取り組み〜
働く環境の快適性も考慮しつつ、一次エネルギー消費を削減し、繰り返して永続的に利用できる再生可能エネルギーを活用した、温室効果ガスを排出しない建物。
地球温暖化の防止等、持続可能な社会の実現に貢献します。
建築物の所在地 |
栃木県鹿沼市栄町1丁目34-12 |
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階数 |
地上3階 |
構造 |
鉄骨造 |
延べ面積 |
1,046.03m² |
新築竣工時期 |
2023年12月下旬 |
用途 |
事務所 |
ZEBランク |
『ZEB』 |
一次エネルギー削減率 |
113%(創エネ含む) |
省エネルギー性能


ZEBの実現に向けた具体的な取り組み

1. 太陽光パネル太陽光発電は、ソーラーパネルを使って太陽のエネルギーを電気に変換する発電システム。建築物のエネルギー自給率を高めます。
2. LED照明消費電力を大幅に削減し、人感センサー (点滅方式)の導入省エネ性の高い機種の選定により、CO2排出削減を図る。
1. 高性能ガラスLow-E複層ガラスを採用、 伝導性 (熱が伝わる) 対流性 (循環して熱が移動する))放射性 (赤外線により熱が運ばれる)性質をもつ高能率ガラスを採用。
1. 循環用ファン羽根をモーターで回転させ、部屋全体の空気が循環し、天井付近も足元も室温が一定にすることができます。温度差をなくし、効率良く空気を循環してくれるため、冷暖房効率がアップし節電に繋がります。
1. 高効率型空調機器省エネ性能が高い機種を採用し、スマートAIで、電力負荷を制御することで消費電力を削減。
2. 全熱交換器排気と外気の熱交換により、外気導入負荷を低減するこのとで、空調エネルギーの有効利用と不要なエネルギー放散の縮小が可能。
3. BELS制御ビル内のエネルギー消費に関するデータの蓄積・分析が可能で 効率的なエネルギー利用へと改善を重ねるシステムです。BELSは省エネ対策に大きな役割を果たし、太陽光発電の導入費用や効果を確認することもできます。
第三者機関(BELS)の評価
BELS(ベルス)は 「Building-Housing Energy-efficiency Labeling System」の略称で、
日本語にすると「建築物省エネルギー性能表示制度」となります。
様々な建築物の省エネルギー性能を第三者評価機関(一般社団法人 住宅性能評価・表示協会)が評価し、認定します。
一次エネルギー消費量の基準値をもとに、建物の省エネルギー性能を5段階の星で評価。
株式会社明友商工の新社屋は、5つ星をいただきました。



